向いている人の特徴

どの仕事もそうですが、適性がある人とない人、向いている人と向いていない人がいるものです。IT業界の仕事でSE、つまりシステムエンジニアは花形とされ人気がありますが、どんな人に向いているのでしょうか。

まず、SEのイメージとは裏腹に、地道な作業が好きな人や目立たない仕事でも続けられる人に向いています。システムを作る作業はプログラムを書いたり、それをテストしてバグを修正したり、要件が変われば再度プログラムを書きなおしたりと細かい作業の連続です。大規模案件では、そのような地道な作業が数か月に及ぶことも珍しくないため、コツコツと作業できる人はSEに向いています。
また、人の役に立つ仕事がしたいという人もSE向きといえます。SEの仕事には、ユーザーが使いやすいように要件定義にはない部分で細かい調整をすることも含まれ、その作業がユーザーの満足度を上げることに役立ちます。ですが、できたシステムにそのような配慮がされていることを実感して感謝してくれるユーザーはほとんどいないため、たとえ人に知られなくても他の人の役に立つ仕事がしたいと考える人はSEとして成功できることでしょう。
コミュニケーション能力がある人もSEに向いています。IT業界の技術系の仕事というと、ほとんど人と話さずパソコンに向かっているイメージがありますが、SEの仕事はクライアントの要望をヒアリングしたり、チームで協力して仕事をすることが求められるので、人と話すのが好き、人に興味があるという人がSEに向いています。